国内旅行業務取扱管理者合格への道
目次
国内旅行業務取扱管理者合格しました!
1年程前から、週数回10分程度を使ってコツコツと勉強してきた結果、「国内旅行業務取扱管理者試験」に無事一発合格することができました!
「国内旅行業務取扱管理者」とは、営業所ごとに必ず1人以上置かなければならないと法律(旅行業法)で義務付けられています。つまり、旅行業を営むうえでは必須の「法定資格」となります。
サイト上でコツコツと発信してきたバリアフリー情報を、「ユニバーサルツーリズム」へと発展させる為にも、どうしても欲しかった資格でした。今回は試験対策なども含めて、試験勉強全般を振り返ってみます。
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資料はシンプルに
試験勉強用に準備したのは、速習レッスン(ユーキャン)、過去問題集(ユーキャン)、国内旅行地理検定試験(一ツ橋書店)の三冊です。試験の正答率は9割程度でしたので十分な資料だったと思います。しかし、3冊とも有効活用できたわけではありませんでした。
1位 過去問題集(ユーキャン)
最も利用して役に立ちました。試験勉強全体の活用度(重要度)は80%ぐらい!ページ数も270ページ程でとっつきやすく、全体を3~4回程繰り返し解きました。極論を述べると、これだけでも合格できると思います。事実、私自身が「過去問題集」メインの勉強法で9割程の正答率でした。
私もそうでしたが、まずは参考書(速習レッスン)を一通りやってから「過去問題集」に取り組むパターンが多いかと思いますが、オススメはできません。「速習レッスン」と「過去問題集」の内容を見比べると、同じ試験なの?と思ってしまう程、密度が違ってきます。
2位 速習レッスン(ユーキャン)
2番手は「速習レッスン」でした。「2017年」とあるように、1年程前から一番最初に取り組んで1回だけの利用で終わりました。以降は過去問題集で分かり辛い場面での確認に使う程度で、活用度は15%ぐらいです。
ページ総数は430ページ以上!かなり詳しく書いてある為、「無理かな…」と戦意を喪失する参考書でした。敢えて言うならば、「速習レッスン」は、より満点に近づく為の参考書と言えるかもしれません。
3位 国内旅行地理検定試験(一ツ橋書店)
最も利用しなかった為、活用度は5%程です。後ほど説明する「国内旅行実務」対策の為に準備したんですが、これが使い辛い!図表と問題が別のページに存在することが多いので、問題ごとにページをめくり返す必要があり面倒くさいです!
加えて、一つの図表に40を超える問題が乗せられている場合も有り、見辛い!こちらの参考書も、満点を目指す為には必要かもしれませんね…。
試験科目
旅行業法
読んで字のごとく、旅行業の「法律」に関する内容が中心となります。聞き慣れない言葉も多く「うっ…」となってしまう分野でもあります。
ただし、実際に出題される範囲は限定的で繰り返し同じような問題が出される傾向があります。早めに「過去問題集」に取り組んで、問題の傾向を掴むことが重要です。つまり、学ぶ部分と捨てる部分を早めに確認するということです。
攻略のポイントは「数字」になると思います。
例えば、「6か月以内」「最長で6か月」「事業年度終了の翌日から100日以内」「変更登録を受けた日から14日以内」など
まぎらわしい「数字」が出てきます。実際の問題では「数字」の部分を微妙に変えて出題されたりします。「数字」に関しては、完璧に覚える必要があるかと思います。
約款
「約款」とは、簡単にまとめると「旅行会社・運送会社等」と「旅客」との間で定めるルールを指します。「約款」そのものは膨大な量になる為、参考書などである程度内容を絞る必要があります。
出題の中心は「標準旅行業約款」となります。なかでも、「募集型企画旅行契約」に集中する傾向があります。このあたりを中心とした対策で効率化を図ることができます。
こちらも、攻略のポイントは「数字」です。
「旅行開始の前日から起算してさかのぼって15日目に当たる日より前に通知」「国内日帰り旅行(3日目)、国内宿泊旅行(13日目)、海外ピーク時意外(23日目)、海外ピーク時(33日目)」「旅行開始前の解除(解除翌日から7日以内)、旅行開始後の解除(旅行終了日翌日から30日以内)」などなど
更に、まぎらわしい「数字」や「言い回し」が増えてくるので、こちらも丸暗記がキモとなります!
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国内旅行実務
「JRや航空機の運賃・料金手順」と「国内観光資源」について出題されます。「旅行業法」や「約款」と比べても出題ボリュームが多く(25問⇒38問)取りこぼしは厳禁となります。
「JR運賃」に関しては、参考書(速習レッスン)などを見ても、一見、複雑難解な印象を受けます。ただし、出題傾向はある程度固定されている為、早めに過去問題集に取り組むことが重要です。
「国内観光資源」に関しては、出題範囲が広く対策が難しい科目であります。自身の生活圏(私であれば九州・中国地方)は比較的イメージが付き易いのでスムーズに習得できます。なじみの薄い地域に早く取り掛かることが攻略のポイントとなります。
それでも「国内観光資源」に関しては、完璧に習得するのは難しいと思います。完璧を目指すのではなく「回答の選択肢を減らす(5択⇒2択など)」ぐらいの心構えが良いかなと思います。
加えて、日本国内の資源が世界遺産に認定された年は要チェックです。高い確率で関連する問題が出題されます。因みに、今年は「沖ノ島関連」の問題が出題されました!
さいごに
これまで培ってきた「リハビリテーション(医療・福祉)」に加えて、「旅」という資格を加えることができました。でも、このままではただの「資格」を取得しただけ。これをどう活かすかが私の使命だと感じています!